ミディアムからのバッサリカット
オンリーワンのショートボブ
彼女の持っている雰囲気から探す
本当に似合うヘアスタイル。
雑誌の中には無い
オンリーワンのヘアデザイン。
オンリーワンといっても
決して奇抜を狙うのでは無い。
本当に似合うヘアスタイルは雑誌の中には無い。
目の前のゲストのお顔立ちや背丈
ファッションなど。
その人特有の空気感を見る。
感じる。
そこから組み立てるヘアデザイン。
目の前のゲストが
本当に欲しているヘアデザインは
決して雑誌のモデルにあるのではない。
そのモデルだから似合っている。
この表現が正しいだろう。
もしかしたら
その人自身がしたいヘアスタイル
のイメージは存在するのだろうが
それを表現できないから
視覚効果のある雑誌や写メなどに
頼っているだけなのだろう。
Hair Roomでは
髪型を決める時に
ヘアカタログなどの雑誌を渡すことは
あまり無い。
せっかく信頼して来て頂いたのだから
三浦自身の感性と技術で
ゲストにお応えしたいのだ。
雑誌からヘアデザインを探そうとすると
どうしてもモデルの顔が気になって
純粋に目の前のゲストに
フィットさせることができないからだ。
ゲストの<before>と<髪質>
カットさせて頂く前は
ミディアムのワンレングス。
顔まわりに縮毛矯正の残り。
くせ毛で柔らかい。
縮毛矯正をやめる考えに変わったのは
この一年くらいらしい。
それまでは中学生の頃からずっと
当たり前のように縮毛矯正をやっていた。
今回は初めてのご来店にも関わらず
ブログから信頼をして頂き
思い切ってすべてを僕に任せて頂けた。
これが
自分の目指す初対面のゲストとの
理想的な関係である。
ミディアムからのバッサリカット。
なかなか勇気のいる選択肢である。
<after>
スタイリングはハンドドライ後に
ワックスを揉み込んだ。
お顔はお出しすることは叶わなかったが
彼女は可愛らしい中にも
どこか色気のある雰囲気を漂わせていた。
だから
魅力ある大人の女性への第一歩として
彼女特有の色気を引き出しつつも
可愛らしさの残るヘアデザインに
したかった。
一人の人間という素材が
一番大事である。