「私のくせ毛はパサパサで広がる」
「私のグリグリなくせ毛はスタイリングしようが無い」
よくこのようなお声を頂く事が多いのだが、実際はどうだろう。
そのくせ毛を活かせるのか、活かせないのか <2つのポイント>
ラーメン屋の例え話をしよう。
うまいラーメンを作る主人。
毎日が行列でラーメン店主ももっとうまいラーメンを作る研究を惜しまない。
全てのお客さんにうまい!と言ってもらいたいが、
どれだけうまいラーメンを作ろうが来た全てのお客さんが「うまい!」と思うわけでは無い。
うまい!と感じる人の方が多い。
まずい!と感じる人も少なからずいる。
でも、相対的にうまい!と感じる人の方が多い。
概して人気ラーメン店はこのような感じなのではないだろうか?
一つ確かな事は
その人気ラーメン店主は
『絶対に俺がうまい!と思うラーメンを作ってやる!』
という情熱とそれを継続しゆる行動をしているという事だろう。
そう。
あくまで主人の主観が大切でありお客さんがうまいと思うのか?うまくないと思うのか?は気にしていないのである。
もし、お客さんの顔色ばかり気にして十人十色に合わせてラーメン店主が味付けを変えていこうとしてしまえば
その店の味の主軸が無くなり、”可もなく不可もなし”的な
”売りは安さのみ”という味気のないラーメンチェーン店みたいなお店になってしまうのだろう。
チェーン店ならいざ知らず、味の軸が無い個人店はいつ廃業に追い込まれてもおかしくは無い。
ラーメン屋の話の例えだったが、美容室に話を戻すと
あなたの、そのくせ毛を活かすには
・美容師の『絶対にくせ毛を活かすんだ』という情熱とそれに見合うカット技術
・ゲストの自分のくせ毛を受け入れる度量
の2つのポイントが必須なのである。
くせ毛を活かすミディアム
僕のくせ毛を必ず活かす情熱
あなたのどうしてもくせ毛を活かしたいという度量
この2つが噛み合わさった時に、今までできなかったであろうあなたにベストな髪型をプレゼントする事ができる。
<after>
スタイリングは霧吹きで髪全体を湿らせて、ムースを揉み込み自然乾燥。
くせ毛故、長年縮毛矯正しか選択肢のなかったゲストには大いに喜んで頂けた。
今回のカットのポイントはトップに被さっていた長い髪(かなり梳いてあり毛先はペラペラ状態)の解放にある。
やはりくせ毛を活かすにはトップの髪が長くペラペラな状態では活かす事は困難だ。
たしかにトップの髪を切る事を嫌がるゲストは結構いるが、トップの髪すら少しも切れないようではこの先自分のくせ毛を活かすという事は困難極まりない事は事実なのである。
Hair Roomに新たに来てくれるゲストにはカルチャーショックな事も多々あるとは思うが、必ずあなたのくせ毛を活かす情熱を持ってカットに向かうので、どうか構えずに来て頂きたい。