「アメリカに住んでいて、近いうちに行きたいのですが…」
カリフォルニアに住むOさん。
縮毛矯正をかけ続けてきたのだが、やめれるものならやめてみたい。
そんな好奇心旺盛にかられ、はるばる飛行機で飛んで来られた。
縮毛矯正歴20年
中学生の時から半年に一度必ず縮毛矯正をやっている。
伸びてきた自分の髪と、縮毛矯正のまっすぐな髪。
このギャップがなんとも言えないくらいヘアスタイルにおいてはマイナス要素である。
本当は三ヶ月に一度は縮毛矯正をしないと許せない。
だが、あまりに頻繁に縮毛矯正を繰り返すと髪にダメージが出る。
決してまっすぐになる髪は嫌いではない。
もともとまっすぐならどれだけ楽だっただろうか。
しかし、
どうあがいても考えても自分の髪は自分の髪。
髪質は変わらないのなら、それを活かす手はないだろうか?
前回の縮毛矯正から半年が経っている。
<before>は写真を撮り忘れたが、ワンレングスパターン。
ワンレングスはまっすぐにカットしてある髪型で、くせ毛にはオススメしない。
ワンレングスでくせ毛だと、芸人の又吉さんのように個性的になり過ぎるからだ。
まぁ、オシャレなメンズにはアリかな。
カットは細かく段差を作っていき、あえてくせ毛が動くようにドライカットしてある。
<after>
スタイリングはパーマ用ムースを揉みこんだ。
毛先10cmにはまだ縮毛矯正毛が残っているが、もともとのご自身の髪の毛の分量が勝りパーマっぽい雰囲気を出せた。
後日Oさんから嬉しいメッセージを頂いた。
なぜHair Roomに来て頂いたのか?
その目的観を三浦はとても大切にしている。
でなければゲストに来て頂く意味がなくなってしまうからである。
話は変わるが
当ブログもいろいろな個性的な美容師の目にとまるようになってきているらしい。
当ブログを機に、ドライカットに興味を持って頂ければ幸いである。