くせ毛の現実
広がる・うねる・パサつく・爆発・とんでもない
くせ毛は直毛に比べてイメージが良く無い。
直毛の人にくせ毛になりたいか?と聞くとそうでも無いと答える事が多い。
反対に
くせ毛の人に直毛になりたいか?と聞くと8割以上がYesと答える。
雑誌などのヘアスタイル撮影は、くせ毛ではないモデルを多用する。
なぜか?
雑誌の撮影の髪型と髪質
すでに確率された有名モデルは髪質を選ばずに撮影する。
それは、その個人としてのパーソナリティ・ブランドが確率されているから。
多少髪がおざなりになっていても、顔でカバーできる。
一方、
読モ(読者モデル)など、知名度が低く髪型重視の撮影となれば話は別だ。
できるだけ、美容師が楽にヘアスタイリングできる、且つ髪が綺麗に見える髪質を選ぶ。
それは、その個人としてのブランドが確率されておらず
髪の状態でいかんで、撮影の成否が大きく変わるからだ。
できるだけ撮影では、ヘアスタイルが綺麗に見えて難易度の低い直毛のモデルを美容師は選びたがる。
それだけ、くせ毛は難しい。
くせ毛の新しい現実
くせ毛は美容師にとってまさに腕が試される髪質である。
目の前にどうしようもないくせ毛のゲストが来て内心アタフタしている美容師は少なくないハズだ。
『これは縮毛矯正しかないだろう。ストレートパーマ無しには成り立たない髪質だ。』と
しかしながら髪型の根幹を握るカットで、くせ毛をイキイキと活かす事ができるのも現実である。
これこそ、くせ毛の新しい現実。
<after>
スタイリングは髪を3〜4割水スプレーでまんべんなく濡らし、パーマ用ムースを揉みこんで事前乾燥させる。
自分のくせ毛をありのままに受け入れ、その消せない自分のくせ毛をヘアスタイルの中に活かすということである。
だから、仕上がりはくせ毛そのもの。
綺麗なカットのカタチにあなたのくせ毛が華を添えるような感じだ。
この辺を履き違えて、くせ毛が無くなる・ストレートになるなどと勘違いしないで頂きたい。