変わりばえしにくいミディアムスタイルは、毛先のカッコよさで差をつけよう。
毛先がどうなっているかはヘアスタイルのクオリティの高い低いに大きく関わってくる。
毛先に艶感を出そう
髪に艶感を出そうとすると、全てワンレングスの面としてツヤツヤ〜 みたいなのを日本では想像されやすい。インスタなどでの艶感スタイルなんかはまさにそれ。
面として艶感は出ているんだけど、髪の動きとしてはそんな感じのヘアスタイルは重ったるくてヘアスタイルとして魅力に欠けると僕は思う。ただ面がキレイなだけというか。
例えば、外国人のインスタなんかを見ると、レイヤー(段)は入っているんだけど、毛先に艶感やまとまり感も兼ね揃えている。
こういう毛先に躍動感があって、かつパサついて見えないヘアスタイルは全く髪を梳くことはしない。髪を梳くと即パサつきに繋がるから。
そもそも、欧米系の髪質は髪そのものがふわっとしていて柔らかく、毛量は多いが梳く必要が無い。 髪がもともと凄く柔らかいから、レイヤーをしっかり入れても変な段々にもならないし、その段を消そうと髪を梳く事もしなくていい。
日本人でも中には欧米系のような髪質の人もいるんだけど、それは稀な事。ほとんどの人は髪が硬くて多い。
髪が硬くて多いからレイヤー(段)を入れるとみっともないような段々になってしまう。そしてそれを消そうと髪を梳く事でパサつきに繋がってしまう。パサつきが嫌だから髪の内側だけ梳いてしまうと髪の動きすら蒸発する。
そう考えると日本人の髪に柔らかい動きを出してかつ、毛先に艶感やまとまり感を出すということが至難の技だということが理解できるだろうか。
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ブロースタイル
ゲストの髪質は少し硬めで髪は多く、日本人ならでは。
Hair Roomはニューヨークドライカットで髪の質感を柔らかくし、かつ毛先中心にカットしていくだけだから髪を梳くパサつきとは無縁だ。しかも、重くならない。むしろ何か軽い。
ヘアスタイルとしてしっかり感があり、何か軽い。
こういう躍動感のある毛先に艶感が出たスタイルはブローや巻きが必須だが、それは外国人でも同じ。
ある意味、髪にハンデがある日本人がこういうヘアスタイルを求めるならスタイリングが必須であることは明白な事。
その分、他人に増してヘアスタイルがキマッていれば、あなたの魅力は倍増どころの騒ぎじゃなくなる。