2019 ニューヨークドライカット ヘアライブを終えて 三浦の仕事ver.

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2019.10.29   東京の両国でニューヨークドライカット講師陣、Eijiさんとのヘアライブに三浦も登壇した。

ヘアの仕込みから当日まで、また今回の担当は得意なくせ毛のモデルさんだったので、そこへの思いなど綴らせて頂こうと思う。

三浦 和幸の仕事

3年前に同じく両国にてニューヨークドライカットのヘアライブを見た。その時は観客だったが出ているスタイリストがあまりに輝いて見えた為、どうしても出たい衝動に駆られて3年後の今回は同じ舞台に立つことができた。

 

ヘアライブまでのモデルさんの仕込みは本当に苦労した。  天国から地獄へ、また頂上へ。そんな浮き沈みの激しい感情に支配された。

 

約3ヶ月の間、モデルさんには10回くらいカットやヘアカラーを繰り返しさせてもらい徐々に精度を上げていく予定だったが

ヘアショーの2日前にこれまでやってきた全ての仕込みを0、いやマイナスにしてしまうようなカットをしてしまった。

ここが地獄。 今までの3ヶ月が水の泡状態。放心。もうここまでかと本当に落ち込んだ。

 

ショー前日は最後の望みをかけてHair Roomのリオの目を借りながら何とかカットを成功させる事ができた。これは本当に助かった。背水の陣とはこの事かと実感した。火事場の馬鹿力が出た。もうリオには頭があがらない。

 

ヘアカラーはリオにお任せした。 とても凝ったカラーデザインが得意なので綺麗な色が出た。

 

当日は予定変更が舞台裏で臨機応変に行われ、かなり慌ただし感じもあったが、それもショーの醍醐味の一つだろう。リオはステージ進行を仕切るスタッフとして奮闘していた。 横目でこの子にはいろいろな能力があるんだと思った。

 

 

僕のモデルさんは強めのくせ毛で、ステージ上ではくせ毛のヘアスタイリングを実演するためにバックステージでは、みんなと一緒にストレートにブローしてもらった。  ニューヨークドライカット直後はブローとヘアアイロンを使って切ってあるので髪がストレートになっているから。

 

 

ステージ直前はモデルさんのウォーキングや見せ方の確認。

舞台直前は凄く緊張感がある。

 

 

開演して最初は足を運んでくれたお客さんに髪を触ってもらったり360°眺めてもらったり、解説などもする。

 

 

今回のスタイリングは髪を濡らして、ヘアクリームを髪全体に揉み込んでからディフューザーでドライした。

 

実はモデルさんは4年前からHair Roomで担当させて頂いており、当初の写真が出てきた↓

縮毛矯正と根元には強いくせ毛。パッと見て素人でも難しい条件だとわかるくらい。

髪の事がずっとコンプレックスだったと聞いていたので、何とか自分の髪質が活かせるようなヘアスタイルにして自分の髪を好きになってもらいたかった。

 

そんな4年間の短いけど、モデルさんとの歴史を観客の皆さんにも見てほしかった。ここまでもってくるまで試行錯誤の連続で大変だった。

 

ニューヨークドライカット終了直後をイメージしてくせ毛をストレートアイロンで舞台裏にて真っ直ぐにブローしておき

 

ステージ上で髪を水スプレーで濡らしてから、ディフューザーでスタイリング。

 

 

くせ毛が本当に活かせるかどうかは、ただくせ毛がパサついて出ればよいものではない。

髪が生きている感じ。その人のワンアクションでカーテンのように髪が揺れたり、毛先の先にツヤ感を感じさせたり、プリンのように弾力性があったり。 そんな質感とヘアデザインが相まってようやくくせ毛を活かすヘアスタイルになるのだろう。

 

 

スクリーンに映っている同い歳の広尾ワークスの店長である井口さんにも、たくさん助けてもらった。舞台裏で自分のどうしてもしたい事を時間との戦いの中でこじ開けてくれ、僕のワガママを聞いてくれた事にも最大限感謝している。

 

 

今回はショートチーム、ボブチーム、ロングチームと3つ巴戦だった。    バックスクリーンのニューヨーク・マンハッタンの街並みは6月にニューヨークに行った時にフォトグラファーの中村さんが撮影したものだ。自分もその時に隣にいたので感慨深い。

いわゆるミッドタウンというマンハッタンの中心部の超高層マンションの屋上から撮ったものだ。僕は初めてのニューヨークで初日にそこにいたものだから、世界ってすっげーなぁと度肝を抜かれてしまった。

 

そんな世界の中心地ニューヨークのマンハッタンでトップを走り続ける山根Eijiという美容師を心から尊敬する。Eijiさんを見ていると生涯現役で美容師を続けていく事が可能なのだと確信する。僕も贅沢はいらないけど一生涯現役で美容師をするのが夢かな。

 

ニューヨークドライカットを始めてから、カットはスピードが第一という過去の仕事が一変した。クオリティの高いヘアスタイルに必要最低限に時間は割かなくてはならない。

人の顔、頭の形、髪質、その人の雰囲気、服装、好み、背丈、スタイリング技術、全てを汲み取って総合的にヘアスタイルを提案し仕事するようになった。

人の髪を切っていて、あぁ生きている。と実感するようになった。これもハイプライスをいただいているからこそできる。  ハイプライスをいただく為に、お客さんにクオリティの高い仕事をする為に、自分の人生を豊かにする為に勉強もよくするように変化した。

 

 

 

ヘアライブ終了後は恒例の打ち上げ祭りになるのだが、三浦は舞台芸もやるのでこの準備も並行してやったのでヘアの準備と相まって二重苦だったのだ。

 

おっ  京都の芸者の登場か?

 

誰!?

 

太夫!?

 

全て出し切り、ご満悦の三浦だった。

チャンチャカチャンチャーーン。

 

 

モデルさん、自分でスタイリングしたらこうなっているとの事。嬉しいねぇ。

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