くせ毛を活かすドライカットを売りにしている銀座の小さな美容室Hair Roomの三浦 和幸
自分がゲストの髪を切らせて頂く時に”こだわり”がある。
中にはこだわってはいけないこだわりもあるかもしれないが、どうか大目に見てほしい。
では、さっそく。
三浦 和幸のドライカットへのこだわり集
<カットへの情熱>
まず、仕事をする上で最も大切にしている事は”情熱”だ。
何事もそうであるように、そこへの情熱がなければただの小手先のテクニックとなってしまう。
<カット椅子>
ゲストが座る椅子にはかなり力を入れている。
現代の美容室には珍しく、電動椅子なのだ。
椅子が上下かなり自由に素早く動く。
Hair Roomの特殊ドライカットは通常のカットの6〜7倍以上手数が多くなる。
それ故、素早い動きが大切になってくるので椅子も同等でなければ仕事にならない。
初めてHair Roomの椅子に座るゲストからは
「ここまで高くなる椅子は初めて!」
と言われる事が多い。
<ドライヤー>
Hair Roomの特殊ドライカットに欠かせないのが、国産マイナスイオンドライヤーだ。
静電気を防いでくれ、カットのリズムがとても良くなる。
リズムの良いカットはやはり、良い髪型への近道。
<ヘアアイロン>
Hair Roomのドライカットはアイロンを使用しながらカットしていく不思議なカット技術だ。
日本製のアイロンよりも、海外のヘアアイロンを好んで使っている。
理由は素早く髪を整えられ、カットのリズムを得られるから。
リズムの良いカットはやはり、良い髪型への近道。
<マリンスポーツシューズ>
Hair Roomの特殊ドライカットは通常のカットの6〜7倍手数が多い。
ということは、かなり動き回るという事。
だから、三浦はマリンスポーツシューズを好んで履く。
フットワークの軽さも、カットのリズムには欠かせない要素となる。
多少のファッション性のチグハグさは目を瞑って頂きたい。
<ヘアブラシ>
ブロー、アイロン、カットの手順の工程を繰り返すHair Roomのドライカット。
そのブローにはイギリス産高級ヘアブラシを使用している。
”メイソンピアソン”というブラシ界のロールスロイスと呼ばれるこのヘアブラシ、
何と一本2万円を超える。
<ハサミ>
細かくハサミを動かしていくので、重量の軽いハサミがいい。
軽くて、丈夫。
ちなみにこちらのハサミはこう見えて一本10万円する。
自分の手のようにフィットする。シザーハンズと化す。
皆のイメージする通常のドライカットとは全く異なるHair Roomの特殊ドライカット。
あまりに特殊な技術の為、不可解な動きをするようで、ゲストも初めての体験となり楽しんで頂いている様子である。
「こんなに丁寧に切ってもらえたのは初めて!」との声が圧倒的に多い。