まるでプードル。
一括りに「くせ毛」では片付けられない。
今回のくせ毛のゲストはコチラだ。
犬!?
果たしてプードルのカット、どうなることやら…
プードル系くせ毛の特徴
Hair Roomにはたくさんのくせ毛のゲストが訪れる。
硬い髪・柔らかい髪・多い・少ない・太い・細い・パサパサ・ツルツル・部分的に強い
など、いろんな組み合わせの性質のくせ毛ゲストの巣窟である。
だから、くせ毛故に美容室が苦手・嫌いなゲストも安心して来て頂いている。
その中で、なかなか珍しいタイプのくせ毛で
くせ毛で髪が柔らかい・少ない・細い
まるで犬でも触っているような触感のくせ毛を、プードル系くせ毛と名付けた。
THE プードル
プードル系くせ毛はまとめるのがとても難しい。
実際に、ペットトリマーの世界でもプードルのカットには高い技術力を要するし、価格もそれなりに高めである。
どこにも無い高い技術力は価値が高いのは当たり前である。
今回のプードル系くせ毛のゲストは予約LINEからもわかる通り、髪には長年悩まされつづけている。
悩みは多い人は長文になりやすい傾向あり。
では
早速プードル系くせ毛を見てみよう。
<before>
…
やはり、プードルだ。
<before>のカットはお決まりのパターンである、ワンレングス+内側を梳いたカットであった。
もはや、本当にプードルになるべくなってしまうカットで大変気の毒である。
<before>を見て三浦が感じた事は
ワンレングスカットによりくせ毛の行き場所が無く、
互いにくせ毛同士がぶつかり合って重なってしまい、
実際の毛量よりも爆発的に多く見えてしまっていた。
今回のプードル脱出作戦の対策としては
くせ毛は髪がうまく融合していくように細かくレイヤー(段)を入れて
決して梳かないカットをする事である。
<軟毛・細毛・少ない >くせ毛を活かす梳かないドライカット
<after>
スタイリングは水スプレーで髪全体を3割くらい濡らして、パーマ用ムースを揉みこんでから弱風でドライ。
愛犬をナデナデするようにソフトタッチで乾かしてあげよう。
あのプードルが、くせ毛系フェミニン女子に大変身した!
スタイリングが終わった後に、周りの反応を凄く気にされていたご様子だったが
帰宅後に大変嬉しいLINEを頂いた。
眠気も吹き飛ぶような美容師冥利に尽きるお言葉に感謝!