縮毛矯正からの脱却
【脱縮毛矯正】
縮毛矯正歴約10年。
自分のくせ毛は全く活かせない。
縮毛矯正はあまり好きではなかったが
美容室での必須メニューとなっていた。
縮毛矯正にありがちな
毛先のパッツリ感が嫌で
その毛先にパーマもかけている。
カット一本!
果たしてその心は通じたのか。
カット一本のこだわり
<カットに始まり、カットに終わる>
どんな良いパーマだろうが
どんなに良い薬の縮毛矯正だろうが
根本のカットという技術が無ければ
ヘアスタイルのカタチは取れない。
自分はもともと縮毛矯正が苦手なので
カット一本でくせ毛をカバーできるか
日々研究をしている。
どうして自分は美容師なのに
縮毛矯正が苦手なのか?
まず
伸ばさなければいけないくせ毛が
伸びない事に尽きる。
くせ毛が伸びない縮毛矯正など
やりたい人はいるハズもない。
恐らく
潜在意識的にはくせ毛を
ストレートに伸ばしたいと
思っていないのだろう。
思考は現実化する。
このカット道の終わりは
もしかしたら無いのかもしれないが
一生続けていく価値のある仕事だと
確信している。
だから
仕事も毎日イキイキしているように
見えるのだろう。
「最近、痩せた?」
そんなお声を頂く事も多い昨今であるが
自分は痩せているほうが
動きがスムーズなので
あまり気にしていない。
<before>
<髪質>
くせ毛、ロング、多い、硬め
<施術歴>
半年前にストレートパーマ
毛先にデジタルパーマ、ヘアカラー
薬剤を使用する技術が多岐に渡り
髪がダメージするのが嫌になった
との事で
バッサリとショートにカットして
かつ自分のくせ毛を活かす髪型にしたい
オーダーである。
ゲストのNさん
10年前に
ショートにした経験があったのだが
まるで坊や?のようになって以来
トラウマとなり
その後の人生の選択肢に
”ショートカット”は入らなかったそうだ。
だから
この度の勇気には感服する。
<after>
スタイリングは
ハンドドライ後に
ワックスをフワフワっと揉み込んだ。
ブラシではブローはしていない。
もう一度<before><after>を見てみよう。
活かせないと思っていた自分のくせ毛が
イキイキと活かせる事を知ったなら
どれだけ楽に過ごせるだろうか。
周りからの反応も上々なのは間違いない。