毎月スタッフリオの前髪を
いつも同じ感じで
当たり前のように切っていた。
でも
いつも右側の端っこが重くなるらしい。
さてと、よく見ると
やっぱり右側の端っこが重い。
あれ?
気がついていない自分!?
“カタ”としてのカット技術から、”個別対応”のカット技術へ
“カタ”としてのカット技術には限界がある。
くせ毛に対応できなかったり
カットで質感のよい髪を作らなかったり
さらに細部に至る所はなおさら。
しかし現実は“カタ”止まりのカット技術が多い。
自分自身もそうありたくないのに
今回のようにいつの間にか”カタ”に飲み込まれてしまった…
この問題は根深そうだなぁ。
前髪の端っこのわずか2センチの幅。
ここの切り方、というか見方を変えたら
今までと違った髪の質感の、上質な毛流れが生まれた。
ほんの小さな部分の
ちょっとしたこだわり。
それこそまさに目指すべき
“個別対応”のカット技術
カットって奥深い。
三浦 和幸