質の高いヘアスタイルは
独特な光を纏う。
独特な光を纏ったヘアスタイルの人は
全てを凌駕するような魅力的な外見になる。
見た目透明感を感じる人間になれる。
僕はなんとなくその事実を感じていたが、あまり興味のなかった美術館に行き、確信に変わった。
質の高いヘアスタイルは人の魅力を最大限に引き出す
質の高いヘアスタイルは人の魅力を最大限に引き出す。
反対に
質の低いヘアスタイルは人の魅力を削ぐ。
まず、これは事実だ。
質の低いヘアスタイルの作り方は至って簡単だ。
ザクッと切って、サッと梳く。これで、OK。
質の高いヘアスタイルの作り方は難しい。簡単なら世の中質の高いヘアスタイルだらけになってしまう。
細かい作業には時間を要する。美術館の絵も同じだろう。 絵の横の翻訳にも「絵を描くのに時間を気にしない」と書かれていた。
美容室では、来られるゲストには時間制限がある事がほとんどだ。 忙しい世の中だから次の予定があるのは至極当然の事だとわかっている。
ただ、本物の綺麗さを求めるなら最低限時間は確保しなければ無理だ。
繊細な絵画のタッチ、構成、道具の使い分け、集中力。 名画は短時間では完成しない。
絵と髪型を同じに並べる事はしないが、類似することは多い。
繊細な髪の毛のタッチは、ざっくり切っては表現できない。 小さな毛束を柔らかいタッチで切っていく。
ヘアスタイルの定型文みたいなのを人に当てはめるのもナンセンス。人の顔や体型など全てが違うからだ。
人というキャンバスに自分の感性を落とし込んでいくには時間がかかる。
Hair Roomではカットに頂いている時間はシャンプーブロー込みで2時間。超ロングヘアや、バッサリカットされる場合は2.5H。
通常の美容室よりもかなりお時間を頂くようにしている。
理由は先程述べた通りだ。
その分
ヘアスタイルの再現性の高さ
髪質が犬や猫の毛ように柔らかいタッチに
ヘアスタイル全体に柔らかい光を纏う
といった
他では得られない効果を求める。