Hair Roomのカットは
New York Dry Cutの一本。
このカット技法は
とても細かく髪を切る。
時間もそれなりにかかるけど
それ故に仕上がりのクオリティが高い。
くせ毛をニューヨークドライカットでうまく切ると
多くのくせ毛さんの悩みは
髪が広がる
パサつく
多い
硬い
ではないだろうか。
くせ毛はスキバサミや間引きスライドカット
などで軽くすると
チリチリした感じになったり
艶感が無くなってしまう。
かといって
切りっぱなしで
重めのカットラインにすると
重すぎて広がる
髪がなかなか乾かない
といった事もあり
重いほうが良いということもない。
ニューヨークドライカットは
髪を小さなハサミで少しずつ
カットしていく。
また
髪をすくこともしない。
結果
髪がパサつかない艶感が生まれ
毛先の指通りがスムーズで気持ちよく
髪が重すぎないので
スタイリングが圧倒的に早い
くせ毛を綺麗に出すために
ディフューザーという道具を使うが
ディフューザーで髪を乾かすのに
30分以上かかると
毎日シャンプー派の人は
面倒になってやらなくなってしまう。
Hair Roomでドライカットのお客様の
平均ディフューザータイムは
約10分。
ロングでも15分ほど。
このくらい楽に髪が乾いて
スタイリングがキマってくれると
毎日やろうとする意欲が湧いてくる。
カーリーガールメソッドは
くせ毛を美しく出す方法で
アメリカで生まれたものだが
日本の風土とはかなり違う事を
考えてみよう。
アメリカは大陸なので基本
湿度が低く乾燥している。
結果
毎日シャンプーしなくても
頭が臭くなったり痒くなったりしにくい。
理由は
多湿を好む菌類が増殖しにくいから。
対する日本は
島国で多湿。
細菌が増殖しやすい環境である為に
毎日シャンプーするという習慣に
なっていったのだろう。
カーリーガールメソッドは
1週間頭を洗わない事もザラにあるが
やはり日本の気候を考えると
頭皮が痒くなってしまったり
ニオイも気になってくる。
それでもやはり
くせ毛は綺麗にキープされるから
悩みどころでもある。
僕がカーリーのゲストに
シャンプー頻度のアンケートを
してみたところ
毎日シャンプー 80%
(湯シャン・ロープー・ノープー込み)
2〜3日おきシャンプー 18%
1週間おきシャンプー 2%
というような数字になった。
日本では
毎日シャンプー派のカーリーガールが
多いのが実情で
その方々に
毎日スタイリングをしてもらい
綺麗なカールをキープしてもらう為に
どうしたら
早く綺麗なカールを活かして
あげられるかがポイントになる。
一番美しくカールがキープできるのは
やはり1週間シャンプーしない派で
ここを100%のスタイリングだとすると
毎日シャンプー派が目標とするのは
80%くらいのスタイリングだろう。
その為には
やはり正確で丁寧なヘアカット
がキーになることは間違いない。