約半年前に髪に優しく
正確なドライカットがしやすい
静電気の立たないカットコームを
特注でお願いしていたものが
ついに届いた。
ヘアカットの為のつげ櫛カットコーム
カットコームに関しては
ずっともっと良いものが無いのか
試行錯誤して
さまざまな材質のものを試した。
何故そこまでカットコームに
こだわるのかというと
ニューヨークドライカットの性質上
乾かした髪に何度も何度も
コームを入れて細かくカットするので
繰り返しコームを入れると
髪に静電気がたちやすく
静電気がたつと髪がふわついて
正確なカットが難しくなってしまうからだ。
カットコームの素材で多い
プラスチックはもちろん静電気がたつ。
カーボン素材も静電気が。
海外から取り寄せた金属コームも
静電気。
静電気のたちにくいと言われる
牛ツノコームですら静電気で悩んだ。
では
日本古来の”つげ”で作られた
つげ櫛はどうか?
これが大正解で嘘かと思うくらい
まったく静電気がたたない。
ただ
カット用に作られたつげ櫛など
この世に存在しなく
ヘアセット用として作られた
つげ櫛を何とか使用していた。
しかし
やはりカット用に作られた
“ヘアカットの為のつげ櫛”
があればと思い
つげ櫛職人の所に直談判しに行ったのだ。
東京・上野にある
江戸時代からの老舗である
つげ櫛で有名な”十三や”さん。
いつも使っているカットコームを
サンプルとして
つげ櫛カットコームを作ってほしい旨を
伝えた所
「こんなに長いつげ櫛は
作った事が無いが
素材があれば作りましょう!」
と快諾して頂けた。
この小さな板一枚一枚が
大切なつげ櫛の素材。
そして半年の時が過ぎて
ようやく特注つげ櫛が
三浦の手元に届いた。
完全なオートクチュール品で
世界でたった一つだけの
カット用に作られたつげ櫛になる。
左側が特注つげ櫛カットコーム。
右側がいつも使っていた
カーボンカットコーム。
本当に瓜二つに仕上げて頂き
職人の凄さを感じる一本だ。
またカット技術の向上の為に
ちょっと勇気のいる選択をした訳だから
たくさんの人に喜んで頂きたい。