これからの髪は“排除”ではなく“共存”
0か100か
白か黒か
今まではそんな感じの施術を
美容師としてしてきたような気がします。
しかし、
最近ゲストに寄り添えるようになり
自分の仕事が変わってきました。
50:50 白+黒=グレー の仕事
この文字だけ見ると
一見中途半端な仕事なのかと
思ってしまいそうですが
20:80だったり 70:30だったり
黒よりのグレーだったり
薄いグレーだったり
そんな所を狙って仕事すると
結構いい感じになるのです。
カラーリングで例えば
白髪染め(グレイカラー)は
白髪を100%染める。
それもそれでいいのだけど
髪が伸びてきた時に
伸びてきた髪の毛との対比がとても気になる。
気になるからまた短い期間で染め
だんだんとサロンに行くのも億劫になり
家で染めるようになる。
頻繁な人だと10日に1回とかの
超短期間ペースに。
そうなる事の最大のデメリットは
ヘアカラーアレルギー
と
極度の髪のダメージ
これを避ける為に
白髪をそのまま活かすという選択肢もあります。
しかしながら
白髪を活かすにはある程度まとまった本数の
白髪が必要。
あと何年待てば
まとまった白髪ヘアになれるのかは
わからないものです。
そんな方に最近
ファッションカラーをオススメしています。
白髪にファッションカラー?
と思いますが
結構オシャレに見えるのです。
白髪染めが白髪に100%色が入るとしたら
ファッションカラーだと白髪に対し50%くらい
の色の入り方をします。
そんな感じで白髪を染めてあげると
新しい髪が伸びてきた時に
誤差をあまり感じなくなる事が最大のメリット。
そして
その恩恵を受け
カラーリングの頻度が下がる。
しかも
白髪染めよりもファッションカラーの方が
色の透明感だったり自由さだったりがある。
カラーリングの頻度が下がれば
カラーアレルギーになる確率も下がる。
結果
末永くヘアカラーを楽しめる。
美容室にはあまり目先の利益をもたらさない
かもしれませんが
ゲスト目線から見れば
良い選択になる事を望んでいます。