くせ毛は性格によるもの
そう聞いた事が美容師をしていて
2〜3回では済まされないくらい聞いてきた。
そこで
自分なりに、くせ毛と性格について
検証してみた。
<くせ毛と性格>
冒頭のくせ毛と性格は比例する
という事実なのかそうでないのか
を検証してみた。
今まで、どんなくせ毛の人がいて
どれほどのくせ毛の強さが
その人の性格はどんな感じだったか
そんな事を思い返してみた。
たしかに
くせ毛が強く
性格もかなりキツめの人もいた。
くせ毛が強くても
人の良い人もいる。
くせ毛がそれほどでもなく
性格がひん曲がっている人も。
もちろん
くせ毛がそれほどでもなく
性格も素直な人も。
直毛ストレートヘアで
キツイ性格
素直な性格
結論から言うと
髪質と性格は連動していないと思う。
では
なぜこのような都市伝説的な
理不尽な言い伝えが
美容師に広がってきたのか？
それが疑問である。
もともと美容師は
自分が一番！
みたいなプライドがある人が多く
強いくせ毛のように
自分の技術ではどうにもならない場面に
出くわした時
自分のプライドを守るために
何か理由が必要だった。
くせ毛が強いから
自分の技術が通用しない
イコール
<あなたは例外>
だから
そんな例外なあなたは性格まで例外で
ひん曲がっていると。
通常サロンでは
そのように超難しいくせ毛の人は
担当者につき2〜3人くらい。
そんな
くせ毛の少ない人数から
美容師の守りの理論を
振りかざすのかもしれない
自分は
おそらく
いわゆる難しいくせ毛の人は
日に2〜3人は担当している。
そんな中でこそ
くせ毛だから性格が良くない
との都市伝説は
成立しない事はよくわかるものだ。
髪質と性格は比例しない。
これが結論。
髪について久しぶりに話したので
このままもう少し付き合ってほしい。
髪は人間の容姿に大きく関わっている。
美容師である自分は
その髪を綺麗にカッコよくして
人間の容姿をより魅力的にする仕事だ。
また
髪には他にも大切な役割がある。
例えばアフリカや赤道直下の国の人は
ほとんどが強烈なくせ毛だ。
地域特有の強烈な紫外線から
クルクルな髪で頭を守る為だ。
事故で頭をどこかにぶつけてしまった場面
丸坊主の人と、毛がふさふさしている人
どちらのダメージが大きくなってしまうかは
明白だろう。
人間は頭が無ければ
何も考える事もできない
手足も動かせない
心すら無くなるだろう。
そんな人間にとって最も根幹となる
頭を守る役割が髪にはある。
だから
もしくせ毛が強く悩むような事があるなら
自分の頭をより強力に守ってくれていると
その髪に感謝すると良いだろう。
