髪型がしっくりくると
ヘアスタイリングが楽しくなる。
誰しも
自分の髪に悩みの1つや2つは
あるものだ。
そんな長年の悩みが
少しでも解消できそうな雰囲気になると
ゲストは
諦めていたヘアスタイリングを
するようになってくる。
どうやら自分はゲストへ誤解をしていたようだ。
美容師が
一生懸命にカットしたヘアスタイルは
スタイリングが完璧になって
初めて真価がわかる。
最近ある先輩から教えて頂いた事だ。
「スタイリングは
いつもどうしていますか?」
自分は今までゲストに必ず
この問いかけをしていた。
何もしない
手で乾かすだけ
ブローする
コテやカーラーを使う
ほとんど上記の4パターンに当てはまる。
さらに
何もしない
手で乾かすだけ
上記2つが70%を占めていた。
アメリカではブローをするのが当たり前。
なぜ日本では
このような現象が起こっているのだろうか?
自分は日頃の仕事に於いて
・ゲストがブローしないから
ハンドドライだけで仕上げていた。
・ゲストが何もしないから
乾かしただけで終わらせていた。
つまり
ゲストのスタイリングが
〜だからと
ゲストに合わせていた。
<ゲストに合わせる>
一聞すると聞こえの良い響きだ。
接客の鏡とでも言われるかもしれない。
しかし
プロの美容師である自分自身が
スタイリングをゲストに合わせていたので
ブローやコテなどの
しっかりとしたスタイリングを
見せてあげられていなかった。
ヘアスタイルは
ゲストの魅力を存分に引き立てる。
いや、
魅力を倍増するものだ。
ヘアスタイルをもっとカッコ良く
可愛く魅力的に魅せる為に
ブローやコテなどをやるのは
ある意味当たり前の事。
自分はどうやら気がつかないうちに
ゲストに合わせ過ぎ
プロとして
ゲストをもっと引き立てる技術を
隅に置き去りにしてしまっていた。
ブローやコテで
さらにカットしたヘアスタイルが
魅力的に魅せられれば
その可能性を知ってもらえれば
今までスタイリングができなかった
やらなかったゲストが
ブローをするようになる。
ブローを覚えようとするようになる。
結果、
そのゲストがもっともっと魅力的になる。
やらなければ、それまでだ。
しかし、やれば上がある。
もっと魅力的にゲストを引き立てる仕事を
意識したいと思った今日この頃であった。