理想と現実
物事には理想があり、
同時に現実もある。
髪型に理想はあって当然だ。
こんな髪型にしたい。
あの女優さんのようなヘアスタイルに。
雑誌やテレビ、現代ではネットなど
なりたい髪型の情報はたくさんあり過ぎるくらいだ。
果たして、あなたの髪型への理想は叶ってるだろうか?
理想と現実の狭間で
人には理想がある。
そしてまた、現実もある。
お金持ちになりたい。
けど、お金が無い。
結婚したい。
けど、結婚できない。
仕事で成功したい。
けど、うまくいかない。
理想はあるが、
現実はなかなか厳しいものがある。
まとまったお金が手に入った。
結婚はした。
仕事もうまくいった。
今の自分よりも前進しているなら、それは凄い事だ。
自分をもっと尊重すべきだ!
あなたは頑張った!
けれど
人と比較して
あの人よりは…
お金も無い。
ソフトバンクの孫社長と比べて自分は…
結婚生活もなんだか。
海外セレブ婚のようにはなかなか…
仕事もうーん。
若くして大成しているフェイスブックのザッカーバーグのようには…
全ての物事には理想があり
仮にその理想を叶えたとしても人と比べてしまえば上には上が必ずいるものだ。
人と比較して、自分を卑下してはいけない。人を尊敬するのはとても良い事だか、尊敬し過ぎて自分が手も足も出なくなるのは本末転倒と言うより他は無い。
概して、
日本人は尊敬し過ぎている。
謙虚になり過ぎている。
謙虚である事はいい。
だが同時に傲慢ではなく、もっと大胆になってもいいのでは?と思う。
もっと自分を出し切ろう。
人と比較して自分の価値を決めるのはやめよう。
髪質・髪型に於いて
髪質や髪型に於いても同様であろう。
あの子のようなサラサラストレートな髪質がいい。
くせ毛はくせ毛でも、フワッフワの可愛らしい髪質がいい。
朝ドラのヒロインの髪型になりたい。
そう。
理想にはキリが無い。
しかし、
現実は厳しいもので…
サラサラストレートどころか、
くせ毛モリモリ。
フワッフワの可愛らしいくせ毛とは程遠い、
ゴワゴワのくせ毛。
朝ドラのヒロインのような可愛らしいショートがいいのに、
スポーツ刈りのような男前なショートヘア。
ため息がどこからともなく聞こえてきそうだ。
もっと自分の髪質を認めてあげよう。
人の髪と比較して自分の髪の価値を決めるのはやめよう。
くせ毛は直毛にはなれない。
縮毛矯正をしない限り。
直毛はくせ毛にはなれない。
パーマをしない限り。
朝ドラのヒロインにはなれないかもしれないけど、自分は自分らしく輝ければそれでいいのでは。
もっと自分の髪を認めてあげたら、あなたの髪の未来はひらかれると確信する。
その為に、僕もこのブログもそのお手伝いをさせて頂く。
自分の髪を認めて
何年も縮毛矯正をしてきたご新規のMさん。もちろんくせ毛の持ち主。
当ブログの愛読者だ。
一か月前にカットをしたばかりらしいが、髪型が全くまとまらなくて堪らずのご来店になった。
<before>
… 唯一まともなのは後ろから見たシルエットだけだ。
くせ毛を活かす為には、美容師とゲストが勇気を出して、切るべき所は容赦なくカットしなければならない。
<before>は髪のトップ表面が長ったらしく残り、内側をたくさん梳いただけのヘアスタイルだった。
これでは美人埋没であろう。
今回のパターンでは切るべき所はトップが最重要地点になる。
<after>
スタイリングはくせ毛用のワックスをもみこんだだけ。
美しいシルエットが現れた。
もう一度<before><after>を見てみよう。
いかがだろうか?
お顔は目隠ししてあるが、美人の雰囲気が漂っているのではないだろうか。
自分の髪を認め、良き美容師にあたる事こそあなたの髪の未来はひらかれる。