質感にこだわった
梳きバサミを使わないニューヨークドライカット
カットで髪質が変わるという事は
美容師でもなかなか受け入れられません。
カットくらいで髪質なんぞ変わらん!
という事もわからなくもないです。
確かに髪一本を切ったところで
髪質は変わりません。
ではどうしたらカットで髪質まで
変化させられるのでしょうか?
髪一本の質感は変わらないが
髪が束になった時にその効果が
現れる。
ニューヨークドライカットは
テーパーというカット技法で
髪の毛を積み重ねていきます。
降りたての雪が積もっていくと
フワフワした質感で気持ちいいですが
その原理にとてもよく似ています。
髪一本一本が、どんどん降りそそぎ
積もっていった結果
髪質が変わります。
全ての毛先が表面に現れるカット技法なので
梳きバサミで内側を梳いたりはしません。
内側を梳くと、髪の質感が硬くなります。
ニューヨークドライカットで作ったヘアスタイル
は見た目で髪が気持ちのいい質感に
なっているのかはわからないものです。
こればっかりは写真ではわからないです。
実際やってみて
触ってみて
初めて実感する事なのです。
ヘアスタイルは
形と質感で決まります。
形は画像でわかっても
質感までは画像ではわかりません。
本当に良いものは、実際に体験しないと
わからないものです。