自分のなりたいヘアスタイルがある。
こんな写真を持っていけば
三浦さんは同じように切ってくれるだろう。
そう。
『同じ髪型にはカットできる』
何か違う…
いつも上手く切ってくれるから
今回は違う髪型にしようかな。
そうだ!
わかりやすいように
写真(画像)を持っていこう!
そうして三浦さんは
お客様の持ってきた写真通りに
カットするのでした…
そして後日…
お客様
「髪型写真通りに切ってくれたわね。
本当に写真通りに切っちゃうんだから!!」
!!
そのための写真では…
と心に思いつつも
たしかに写真通りに正確にカットすることに
集中する為一番大切な
お客様に似合うのか?
というところを失いやすいと思った。
僕はある意味お客様のオーダーに
応えたい願望も当たり前のように
あるからカットが正確な分
そのまま切ってしまう。
その結果
逆にお客様に満足して頂けない
ジレンマに陥ることがある。
大幅なヘアスタイルチェンジの場合
長さ設定の為くらいなら
写真(画像)は参考になる。
しかし
三浦は感覚を研ぎ澄まして
直観を信じてカットするタイプの美容師
なので
お客様から
「前髪はこれ、サイドはここで、
後ろはこれで、トップは長めで
横に段は入れないで
あとはお任せ…」
みたいなのは全くもって
力が発揮されないのだ。
それは本当のお任せではないからだ。
もし自分の思う通りに指示するくらいなら
こんな高い料金の美容師に
カットされないほうがいいと思う。
自分のまだ見ぬ魅力を引き出す為に
三浦をうまく使ってほしい。
そんなお客様の為に
時間やお金を惜しまず
カットの勉強にあてているのだから。